『派遣の契約期間が満了』って言葉をときどき聞きますが、どういう意味でしょうか?
派遣の契約期間が満了(終了)を迎え、その職場でのお仕事が終了するということですね。
今回は派遣の契約満了についてお話しします。
そもそも、派遣の契約期間とは?
正社員は何事もない限りは働き続けられる『無期雇用』の契約
対して派遣社員は
働く期間があらかじめ決められている『有期雇用』の契約です。
たとえば『4月1日~6月30日まで3ヵ月間働きます』という契約です。
派遣先から契約の更新依頼があり、働く本人も契約の更新を望めば、更にまたそこから3ヵ月働く、
といったように、働く期間を数ヵ月毎に更新していきます。
派遣の契約期間が満了とは『契約期間が終了し働けなくなること』
派遣の契約を更新せずに、契約を終了することを『派遣の満了』『契約期間の満了』などといいます。
『派遣先が人手を必要としなくなった』
『派遣法により同じ人を派遣として雇い続けられなくなった』
など理由はさまざまです。
契約が更新されなかったら『もしかして自分の働きぶりが悪かったのかな』と思ってしまいそうですが、必ずしもそうではないということですね。
そうですね、最近は会社の景気が悪く人手を減らすことも多くあるので、自分を責めるような考えをしなくて大丈夫ですよ。
派遣の契約期間が満了した後はどうすれば?
実際に契約満了でお仕事がなくなってしまった場合はどうすればいいでしょうか?
新たに別のお仕事を探すか、もしくは雇用保険の加入年数によってはハローワークにて失業手当の手続きを行いましょう。
新たなお仕事は探す場合はいつから?
まだ契約期間内で働いていたとしても、お仕事を探し始めることは可能です。
お仕事をしていない空白期間があると、今後の生活費などにも影響があります。
働くことと平行してお仕事を探すのは大変なことですが、気になる求人をチェックして応募するだけでも構いません。
または派遣会社にお願いすれば紹介してくれることも多くありますよ。
お仕事をしない場合は失業手当給付の手続きを
失業手当(失業給付)とは雇用保険に加入している方が受け取れるお金です。
ただし保険に加入していた期間が6ヵ月~12ヵ月以上と必要で、ご自身が手当を受け取れるかどうかは管轄のハローワーク次第となります。
過去2年間に少なくとも6ヵ月以上の間、雇用保険に加入していた方は手当を受け取れる可能性があるので、取り合えず時間を見つけてハローワークで相談してみることをオススメいたします。
お給料がなくなり生活費の不安もありましたが、手当を貰えるならなんとかなるかもしれないですね!
まとめ
・派遣の契約満了とは『契約期間が終了し、その職場で働けなくなること』
・契約が更新されずに満了となる原因は、派遣先の人員削減など理由がさまざま
・派遣が満了したら、早めに次の仕事を探すか、ハローワークで失業手当給付の手続きを行おう!
先生:派遣のお仕事を辞めた理由として、契約満了を迎えたことが理由であれば『契約期間内のお仕事を続けてくれる人』を好印象と捉えられることも多くあります。
お仕事がなくなってネガティブなイメージを持ってしまいそうですが、契約満了まで働き続けることは自信にもつながるかもしれませんね!
派遣として働く方は契約満了まで働かず、契約途中でお仕事を辞める方も多くいます。
契約満了まで働き続けられれば次のお仕事を探す際にも有利に働くので、次のお仕事を探したり、ハローワークで手続きを行うための準備をしたり、前向きに行動し続けましょう。